沿革・基本方針
昭和24年 | 5月 大分大学(学芸 学部、経済学部)設置 |
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昭和44年 | 4月 旦野原地区に大学統合移転を完了 |
昭和47年 | 5月 工学部設置 |
昭和49年 | 4月 化学環境工学科として設置 |
昭和54年 | 4月 大学院工学研究科(修士課程)設置 (平成7年4月博士前期課程に改組) |
平成4年 | 4月 化学環境工学科を応用化学科に改組 |
平成7年 | 4月 大学院工学研究科 (博士後期課程)設置 |
平成11年 | 10月 大学院棟に化学実験室が完成 |
平成15年 | 10月 新「大分大学」設置 |
平成22年 | 10月 応用化学本棟の耐震工事完了 |
平成26年 | 4月 大学院改組 |
平成29年 | 4月 理工学部に改組 |
ディプロマポリシー
大分大学理工学部のディプロマポリシー
理念
質の高い特色ある研究を通じて,世界に通用する科学技術を創造し,もって地域に貢献すると共に,豊かな創造性,社会性及び人間性を備えた人材を養成することです。
教育の目標
自ら課題を探求する高い学習意欲と柔軟な思考力を有し,国際基準を満たすゆるぎない基礎学力と高度の専門知識を備えると共に,豊かな人間性と高い倫理観を有する人材を養成します。
創生工学科では,「工学の専門性を究めつつ理学の素養を併せ持つ人材」を,共創理工学科では,「理学の専門性を究めつつ工学の素養を併せ持つ持つ人材」をそれぞれ養成します。
ディプロマポリシー
理学と工学の素養を持ち,専門分野を究めると共に専門を越えた異分野間の学問を複合・融合して課題解決できる能力を修得した学生に,学士{工学系には学士(工学),理工学系には学士(理工学)}の学位を授与する。理工学部の教育によって,以下を身に付けることができる。
- 幅広く、より深く学ぶための基礎的能力をもっている人
- 旺盛な知的好奇心をもち、新しい課題に積極的に取り組む人
- 自分のもつ資質を磨き、能力を伸ばしたい人
- 夢や目的をもち、周囲と協力しつつその実現に向けて努力する人
- 志をもって国際社会および地域社会への貢献をめざす人
共創理工学科のディプロマポリシー
理学の専門性を究めると共に工学の素養を併せ持ち,両方の学問を融合した幅広い学力と応用能力を修得した学生に,学士(理工学)の学位を授与する。共創理工学科の教育によって,以下を身に付けることができる。
- 理学と工学を融合した多面的視点から,問題を整理・分析し,安心・安全に配慮しながら,課題解決ができる。
- 自然物(生物・非生物)の原理・原則と客観的な観察と論理的な思考に基づく数理・自然科学を基本とし,基礎科学としての数理科学と応用技術としての情報科学との講義連携,また基礎科学としての自然科学と応用技術としての応用化学との講義連携により,新たな科学技術イノベーションに繋がる応用力を創出することができる。
- 理工学の基礎となる数学,物理学,化学,生物学,地学の知識をもとに,数理科学,情報科学,物質科学,食品科学など地域から世界にまで展開する課題に対処できる。
応用化学コースのディプロマポリシー
応用化学コースでは,以下の資質や能力を身につけ,所定の授業科目を履修して卒業に必要な単位を修得した学生に,学士(理工学)の学位を授与します。
- 化学および応用化学の核となる専門的知識および実験技術を修得している。
- 幅広い教養と自然科学の基礎知識を身につけるだけでなく,さらに継続してそれらを向上させようとする意志を持っている。
- 技術者,研究者,教育者としての責任を自覚して行動できる。
- 混沌とした情報源から適切な情報を収集し,それを多角的な視点から論理的に分析することで,現在の自分の位置座標を把握し,今後進むべき課題と方向を決定できる。
- 置かれている環境で,課題解決や目指す方向へ展開するための段階的な道程標(マイルストーン)群と計画を立案し,実行するための努力ができる。さらに,道程標毎の振り返りにより計画を修正しながら最終目標に到達できるための努力ができる。
- 国内外に通用する表現力(文章表現力,プレゼンテーション能力)で情報発信し,人種,国籍,性別,世代,考え方,価値観の違いによらず,相手の感情と発言したいことを理解し,適切なコミュニケーションをとろうとする努力ができる。
- 学部生活を通じて「ぶれない自己(自信)」を持つことで,感情を制御し,社会に存在する多様な価値観を尊重しながら,相手と自分の双方にとって最善の状況をもたらすように努力ができる。
カリキュラムポリシー
大分大学理工学部のカリキュラムポリシー
理学と工学の異分野間の学問を複合・融合して課題解決できる理工融合人材を養成するため,理工学部に創生工学科,共創理工学科を置き,以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。
- 「教養教育科目」の履修を通じて,地域創生への理解を深めるとともに,幅広い教養と社会性および国際性を修得できる。知的財産,情報セキュリティを修得できる。
- 「理工学基礎教育科目」の履修を通じて,理学および工学の基礎や技術と理工学分野との結びつきを修得できる。
- 「理工学展開科目」の履修を通じて,理工学の基礎と応用を修得できる。さらに,理工学分野における他分野の専門性を広く理解するとともに,異分野間の課題解決のための複合的知識と技能を修得できる。
- 「コース横断専門科目」の履修を通じて,理工学の共通分野を理解するとともに,地域ニーズに対応した分野において,高い専門知識と技能を修得できる。
- 「専門科目」の履修を通じて,それぞれの専門分野の専門性を理解するとともに,国際基準を満たす高い専門知識と技能,研究方法を修得できる。また,自ら問題を発見し,それを解決する論理的思考力と高い倫理観を修得できる。
共創理工学科のカリキュラムポリシー
数理科学コースでは、コースの教育目標を達成するために、以下の基本方針にしたがって教育課程を定めます。
- 文系理系の違いにとらわれずさまざまな学問分野に興味と関心を持たせるとともに、数理科学の世界に閉じこもることなく、他分野との協調・他分野への応用について意識を広げさせます。そのために、教養科目における自然・科学の分野以外からの履修や、理工共通科目における他の自然科学や工学系からの履修を奨励します。
- コースの基幹教育は、高大接続から大学院への展開までを視野に入れ、基盤の充実を第一に考えます。そのために、科目数を絞ってスタンダードな内容を確実に修得させます。基礎を固める上で特に重要な科目は週2コマの体制にし、「講義科目」に加えて「展望科目」を附置します。「講義科目」はアクティブ・ラーニングに対応するために演習の要素を加味します。「展望科目」は講義の補足・補充、演習の充実、発展的内容の展開を目的とした総合科目にします。
- 初年次からの微分積分と線形代数はすべての分野の基礎となるので、徹底して数学の考え方を身につけさせます。そのために、すべての科目に「展望科目」を附置します。
- コースの基幹教育においては、数理科学を6分野(代数学、幾何学、解析学、応用数学、統計科学、情報科学)から構成されると考え、それぞれを同等の重みで扱い同数の科目を設置します。各分野とも包括的な内容を含む科目を配置してすべての学生に修得させます。学生は3年次以降に自身の興味に応じて専門を絞っていくことになりますが、個々の分野が相互に影響しあって数理科学というひとつの構造物が構築されていることを認識し、主専攻分野以外にも努めて第二、第三の分野にも関心を広げるように奨励します。
- 社会生活への順応、学術上の国際化に配慮して、将来設計や英語の利用を目的とした科目を配置します。社会における科学の役割と影響力を理解し、複雑化する社会を生き抜くために自ら学び続けられることが必要だからです。同時に国際化社会を生き抜くために、言語を通して情報を受信する能力、発信する能力を養成します。
応用化学コースのカリキュラムポリシー
応用化学コースでは,ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を有する人材を育成するため,教養教育科目と3 つの分類からなる専門教育科目(理工学基礎教育科目,理工学展開科目,専門科目)からなるカリキュラム構成で教育を実践する。
- 初年次には大学での学習を効果的に進めるための入門的科目を用意し,自ら学修計画を立て学びの工夫ができるようにする。
- 社会人としての必要な素養を身につけるための教養教育科目および理工学基礎教育科目を開講する。
- 化学分野の専門的知識と技術を学ぶための理工学展開科目と専門科目を体系的に編成し,有機化学,無機化学,分析化学,物理化学,高分子化学および化学工学の知識・技術などを学ぶ授業,さらに新しい機能をもった材料の化学,環境保全に関する化学,エネルギーに関する化学, 天然物の機能を模倣する化学および食品に関する化学などについての授業を開講する。
- 化学分野の実践的な能力を得ることができる実験系科目(専門科目,必修)を開講する。
- 3年までに学んだ知識と技術を組織的に結びつけ実際に応用する能力,コミュニケーション力および生涯に亘って継続的に学ぶ能力を定着させるための卒業研究を行う。
アドミッションポリシー
大分大学理工学部のアドミッションポリシー
理念
質の高い特色ある研究を通じて,世界に通用する科学技術を創造し,もって地域に貢献するとともに,豊かな創造性,社会性及び人間性を備えた人材を育成することです。
教育の目標
自ら課題を探求する高い学習意欲と柔軟な思考力を有し,国際基準を満たすゆるぎない基礎学力と高度の専門知識を備えるとともに,豊かな人間性と高い倫理観を有する人材を養成します。特に,創生工学科では,「工学の専門性を究めつつ理学の素養を併せ持つ人材」を,共創理工学科では,「理学の専門性を究めつつ工学の素養を併せ持つ人材」をそれぞれ養成します。
求める学生像
環境や社会に対する影響も予見しながら,自然との共生や,真に人類に役立つ技術とは何かを自ら考え,理学及び工学分野の先進的科学技術によって人類福祉に貢献する意欲をもち,将来への可能性を秘めている人を求めています。
以上の観点と本学の求める学生像から,具体的には次のような人を求めています。
- 理学及び工学の基礎をなす数学や理科等の基礎学力を備え,広範囲な事象に対して強い知的好奇心をもっている人
- 理学及び工学分野の新しい課題を自ら見いだす着想力をもち,この課題に立ち向かう強い意志とねばり強さをもっている人
- 豊かな感性と表現力をもち,自立的に考えながらも他人と協力・共同して物事を実行していく姿勢をもっている人
- 技術者,研究者,教育者として,社会でリーダーシップと行動力を発揮することに強い意志をもっている人
共創理工学科のアドミッションポリシー
数理・自然科学への興味とその技術的応用に取り組む意欲のある人
数理科学コース
数学に興味があり,科学技術を発展させるための様々な課題に対して,数学の立場からその解決方法を見出し,それに取り組む過程に魅力を感じる人
知能情報システムコース
情報科学の基礎から知能工学の応用までの幅広い学習と研究に取り組み,高度情報化社会において,新たな課題を自ら見つけだし,学んだことを生かして解決することを通じて,地域社会や世界に貢献したいという高い志をもっている人
自然科学コース
自然科学に関連する分野で地域社会や国際社会に貢献したいという意志をもっている人
応用化学コース
科学,工学の分野に関心があり,特に化学に関する幅広い専門知識・技術を身につけ社会に貢献したいという意志をもっている人